かたくなったクーロの包茎を握りしめ、赤毛の妖精がいった。

「やっぱ皮はないほうが気持ちいいもんね。剥いちゃうけど、大丈夫?」

赤毛の妖精のフェラ、緑毛の妖精のパイズリ

 そうして根本のほうへ手を動かし、亀頭を半分くらい露出させてやると、クーロが不意にびくりとしたので、

「ん、ここまでか。いいよ。優しく舐めてあげる」

 そう微笑み、ごくゆっくりと、亀頭の露出した部分を舐めはじめた。

「ああ、ふああ」

「ふふ……」

 あえぎ声をあげるクーロの顔を、赤毛の妖精は瞳を潤ませ、じつに愛おしげに見あげながら、そのまま舌を使いつづけた。

 亀頭から先走りの液が浮きだすと、そっと先端部分を口内に含み、

「ちゅ、ちゅる、ぴちゃ、ぴちゅ」

 小さな音を立てながらおしゃぶりした。

「あう、あう、気持ちいい、いいよう」

 とクーロは悦楽の声をあげた。

「わたしは―――胸で挟んであげるね」

 緑毛の妖精がそういって、自らの豊かな胸を持ちあげ、その谷間でトトントの亀頭を挟み込んだ。

「ふ、ふおお」

 と、トトントが奇妙な声をあげた。

「そ、れ、か、ら……」

 緑毛の妖精が、乳房をぷるぷるさせながら、さらに身を寄せた。

 胸が豊かといっても、それはあくまで全身のバランス、スタイルの上でのことである。もともとの体が小さいのだから、トトントの先端はすぐに谷間の上部からはみ出して、緑毛の妖精の口元に届いた。

 妖精はうっとりとしたような、淫靡な笑みを浮かべ、

「こう―――!」

 亀頭の裏を、ぺちゃぺちゃと舐めはじめた。

「し、し、し、至福です~」

 と、トトントは叫んだ。

紫毛の妖精のじらし玉舐め

「わたしは、どうしよっかなー?」

 紫毛の妖精は、ごく弱い力で、リネの陰茎をなでながら首をかしげた。

 リネ本人は、愕然と硬直したまま、ふたりの友達が妖精たちに愛撫される様を見つめていた。

 他者に性器を、性的な意味でふれられるというのも初めての経験ではあったが、他人がペニスをフェラチオされたり、胸で挟まれたりするのを目撃するのも、また初めてのことであった。

 それも相手は、幼児のように小さな、ひとではない妖精たちだ。ペニスはすでにがちがちに勃起していたけれども、こんなの本当にいいのだろうか、許されるのだろうかという抵抗感も、リネのなかには芽生えている。

 それを見透かしたかのように、どこかいたずらっぽい笑みを、紫毛の妖精は浮かべた。

「じらし気味に、いってみよっか」

「いっ!?」

 とリネは声をあげた。

 ぬめった感触は、ペニスではなくその下の睾丸からした。

 紫毛の妖精は、からかうような視線をリネに向けながら、その舌で巧みに玉袋を舐めていた。

 くすぐったいような感じなのに、異様なぞくぞく感が背筋を這い、リネのペニスはますますかたさを増した。

「ああ、ああ、あ」

 とろとろと、あふれた先走りの液が、幹をつたって流れたが、紫毛の妖精はあくまで玉のみを攻めつづけた。

いかされる友達ふたり

 一方ほかのふたりは、すでに絶頂の時を迎えようとしていた。

 赤毛の妖精は、クーロの腰に両腕をまわし、抱きつくようにして、クーロのペニスを根本までくわえていた。

「ちゅ、ぢゅる、れるれる、ぢゅぢゅ、ちゅれる」

 口から漏れる音も、最初より大きくなっている。

 緑毛の妖精は、胸でペニスを挟んだままこうべを下向かせ、トトントの亀頭を口に含んでしゃぶりまわしていた。

「ん、ちゅる、じゅつ、れるれる」

 そうしながらも、両手で胸をゆさゆさ揺らし、幹にも刺激を与えた。

「あう、あう、あう」

「ひゅ、ひゅごいですぅ」

 クーロもトトントも、両手で妖精たちの頭を抱え込んでいた。

 ―――ぼくも、

 はっきりした欲求が、リネのなかでうずいた。しかし紫毛の妖精は玉を舐めてばかりいる。

「ああ、でるでる!」

「いちゃいます~」

 ほぼ同時に、クーロとトトントが叫び、そろって体をびくびくと痙攣させた。

 赤毛の妖精はより深くペニスをくわえ込み、より強くクーロの腰に抱きついた。

 その小さな口元からはすぐに、口内に納めきれなかった精液がごぼごぼとこぼれた。

 緑毛の妖精はよりそのこうべを下むかせたが、射精の勢いが予想以上だったのか、反射的に顔を離してしまった。

 そして大量の白濁液を、その愛らしい顔へとしたたかに顔射された。

「はあ、はあ、はあ」

「あああ、ふあああ」

 クーロとトトントは、力尽きたようにその場にへたり込んでしまった。赤毛の妖精と緑毛の妖精は、うっとりとした表情で口に残った精液を呑んだ。

 紫毛の妖精は、やはり変わらなかった。ただひたすら玉袋を舐めている。陰茎そのものには、もはやふれようともしない。

妖精フェラで大量射精

「あ、あの」

 とリネはいった。

「ん~」

 と紫毛の妖精は上目遣いにリネを見て、意地悪な笑みを浮かべた。

「ほら、だってさ、きみ、わたしたちとこうしてあそぶことに、なんていうか、抵抗感、おぼえてない~?」

「…………」

「だったら~、そんな子をむりやり射精させちゃうのもどうかな~、って思って。でもおちんちんは勃たせちゃってるし~。―――いやだったらやめるよ。けど射精させて欲しいならそういって」

「な―――

 もはや明確に、射精したい、ふたりの友達同様、妖精の口に欲望を放ちたいという欲求が、リネのなかで荒れ狂っていた。だがみずから射精を求めるということには、また別の抵抗感がある。

「ん~?」

 といいながら、紫毛の妖精が、リネの右の睾丸にくちびるをつけ、甘く吸った。

 背中のぞくぞく感はいっそう高まり、リネのなかでなにかが崩れた。

「だ、出したい?」

「ん、なぁに?」

「射精したい。舐めて、しゃぶって」

「ふふ、了解~」

 そういって、紫毛の妖精はリネの亀頭を口に含んだ。

 あたたかくぬめった感触に、リネはそれだけでとろけそうになった。

 紫毛の妖精は亀頭の裏側に舌を配置し、すぐに激しく顔を振り始めた。

 いままでじらしにじらされていたリネである。すぐに限界はおとずれた。

「ああ、ああ、あああああああ!」

 妖精の小さな口内で、自分のものがびくびくとはねるのを、リネは感じた。

 紫毛の妖精は口のなかの精液を溜まるはしから呑みながら、それでも舌を動かしリネのペニスを刺激した。

「ああ、ああ、はあああああ」

 ふたりの友達同様、リネもその場にへたり込んだ。

 三人の妖精は、互いに視線を交わしながら、淫らに笑んだ。

「それじゃ、次はぁ―――

 と紫毛の妖精がいった。