
妖精あそび 2
かたくなったクーロの包茎を握りしめ、赤毛の妖精がいった。
「やっぱ皮はないほうが気持ちいいもんね。剥いちゃうけど、大丈夫?」
赤毛の妖精のフェラ、緑毛の妖精のパイズリ
そうして根本のほうへ手を動かし、亀頭を半分くらい露出させてやると、クーロが不意にびくりとしたので、
「ん、ここまでか。いいよ。優しく舐めてあげる」
そう微笑み、ごくゆっくりと、亀頭の露出した部分を舐めはじめた。
「ああ、ふああ」
「ふふ……」
あえぎ声をあげるクーロの顔を、赤毛の妖精は瞳を潤ませ、じつに愛おしげに見あげながら、そのまま舌を使いつづけた。
亀頭から先走りの液が浮きだすと、そっと先端部分を口内に含み、
「ちゅ、ちゅる、ぴちゃ、ぴちゅ」
小さな音を立てながらおしゃぶりした。
「あう、あう、気持ちいい、いいよう」
とクーロは悦楽の声をあげた。
「わたしは―――胸で挟んであげるね」
緑毛の妖精がそういって、自らの豊かな胸を持ちあげ、その谷間でトトントの亀頭を挟み込んだ。
「ふ、ふおお」
と、トトントが奇妙な声をあげた。
「そ、れ、か、ら……」
緑毛の妖精が、乳房をぷるぷるさせながら、さらに身を寄せた。
胸が豊かといっても、それはあくまで全身のバランス、スタイルの上でのことである。もともとの体が小さいのだから、トトントの先端はすぐに谷間の上部からはみ出して、緑毛の妖精の口元に届いた。
妖精はうっとりとしたような、淫靡な笑みを浮かべ、
「こう―――!」
亀頭の裏を、ぺちゃぺちゃと舐めはじめた。
「し、し、し、至福です~」
と、トトントは叫んだ。
紫毛の妖精のじらし玉舐め
「わたしは、どうしよっかなー?」
紫毛の妖精は、ごく弱い力で、リネの陰茎をなでながら首をかしげた。
リネ本人は、愕然と硬直したまま、ふたりの友達が妖精たちに愛撫される様を見つめていた。
他者に性器を、性的な意味でふれられるというのも初めての経験ではあったが、他人がペニスをフェラチオされたり、胸で挟まれたりするのを目撃するのも、また初めてのことであった。
それも相手は、幼児のように小さな、ひとではない妖精たちだ。ペニスはすでにがちがちに勃起していたけれども、こんなの本当にいいのだろうか、許されるのだろうかという抵抗感も、リネのなかには芽生えている。
それを見透かしたかのように、どこかいたずらっぽい笑みを、紫毛の妖精は浮かべた。
「じらし気味に、いってみよっか」
「いっ!?」
とリネは声をあげた。
ぬめった感触は、ペニスではなくその下の睾丸からした。
紫毛の妖精は、からかうような視線をリネに向けながら、その舌で巧みに玉袋を舐めていた。
くすぐったいような感じなのに、異様なぞくぞく感が背筋を這い、リネのペニスはますますかたさを増した。
「ああ、ああ、あ」
とろとろと、あふれた先走りの液が、幹をつたって流れたが、紫毛の妖精はあくまで玉のみを攻めつづけた。
いかされる友達ふたり
一方ほかのふたりは、すでに絶頂の時を迎えようとしていた。
赤毛の妖精は、クーロの腰に両腕をまわし、抱きつくようにして、クーロのペニスを根本までくわえていた。
「ちゅ、ぢゅる、れるれる、ぢゅぢゅ、ちゅれる」
口から漏れる音も、最初より大きくなっている。
緑毛の妖精は、胸でペニスを挟んだままこうべを下向かせ、トトントの亀頭を口に含んでしゃぶりまわしていた。
「ん、ちゅる、じゅつ、れるれる」
そうしながらも、両手で胸をゆさゆさ揺らし、幹にも刺激を与えた。
「あう、あう、あう」
「ひゅ、ひゅごいですぅ」
クーロもトトントも、両手で妖精たちの頭を抱え込んでいた。
―――ぼくも、
はっきりした欲求が、リネのなかでうずいた。しかし紫毛の妖精は玉を舐めてばかりいる。
「ああ、でるでる!」
「いちゃいます~」
ほぼ同時に、クーロとトトントが叫び、そろって体をびくびくと痙攣させた。
赤毛の妖精はより深くペニスをくわえ込み、より強くクーロの腰に抱きついた。
その小さな口元からはすぐに、口内に納めきれなかった精液がごぼごぼとこぼれた。
緑毛の妖精はよりそのこうべを下むかせたが、射精の勢いが予想以上だったのか、反射的に顔を離してしまった。
そして大量の白濁液を、その愛らしい顔へとしたたかに顔射された。
「はあ、はあ、はあ」
「あああ、ふあああ」
クーロとトトントは、力尽きたようにその場にへたり込んでしまった。赤毛の妖精と緑毛の妖精は、うっとりとした表情で口に残った精液を呑んだ。
紫毛の妖精は、やはり変わらなかった。ただひたすら玉袋を舐めている。陰茎そのものには、もはやふれようともしない。
妖精フェラで大量射精
「あ、あの」
とリネはいった。
「ん~」
と紫毛の妖精は上目遣いにリネを見て、意地悪な笑みを浮かべた。
「ほら、だってさ、きみ、わたしたちとこうしてあそぶことに、なんていうか、抵抗感、おぼえてない~?」
「…………」
「だったら~、そんな子をむりやり射精させちゃうのもどうかな~、って思って。でもおちんちんは勃たせちゃってるし~。―――いやだったらやめるよ。けど射精させて欲しいならそういって」
「な―――」
もはや明確に、射精したい、ふたりの友達同様、妖精の口に欲望を放ちたいという欲求が、リネのなかで荒れ狂っていた。だがみずから射精を求めるということには、また別の抵抗感がある。
「ん~?」
といいながら、紫毛の妖精が、リネの右の睾丸にくちびるをつけ、甘く吸った。
背中のぞくぞく感はいっそう高まり、リネのなかでなにかが崩れた。
「だ、出したい?」
「ん、なぁに?」
「射精したい。舐めて、しゃぶって」
「ふふ、了解~」
そういって、紫毛の妖精はリネの亀頭を口に含んだ。
あたたかくぬめった感触に、リネはそれだけでとろけそうになった。
紫毛の妖精は亀頭の裏側に舌を配置し、すぐに激しく顔を振り始めた。
いままでじらしにじらされていたリネである。すぐに限界はおとずれた。
「ああ、ああ、あああああああ!」
妖精の小さな口内で、自分のものがびくびくとはねるのを、リネは感じた。
紫毛の妖精は口のなかの精液を溜まるはしから呑みながら、それでも舌を動かしリネのペニスを刺激した。
「ああ、ああ、はあああああ」
ふたりの友達同様、リネもその場にへたり込んだ。
三人の妖精は、互いに視線を交わしながら、淫らに笑んだ。
「それじゃ、次はぁ―――」
と紫毛の妖精がいった。