「こんどはわたしたちを、気持ちよくしてもらおっか」

 と、紫毛の妖精が、その場に座り込み、両足を開いた。

妖精の小さな秘所を舌で貪る

 すでに濡れはじめているらしく、つややかに光る小さな女性器が、リネの前にあらわになった。

 緑毛の妖精も同じポーズをとり、そしてみずからの指でヴァギナを開いて見せた。赤毛の妖精は、ぴょんとジャンプして、肩車を前後逆にしたかたちでクーロの肩の上に乗り、その性器を少年の顔面に押しつけた。

 男の子たちが感じたのは、甘いような、甘酸っぱいような―――ともあれあまりに蠱惑的な香りであった。クーロはすぐに舐めはじめ、リネとトトントもむさぼりつくように、それぞれ自分を射精させてくれた妖精たちの股間へ顔を埋めた。

 夢中になって舌を動かすと、妖精たちは甘い声をあげた。

「ああ、あああ、いい」

「そう、そうよ、気持ちいいわ」

「上の―――クリトリスも舐めて。とってもおいしいから」

 実際陰核を舐めると、バター風味のある蜂蜜―――みたいな液があふれだし、その味に少年たちはより魅了された。

「ん、ん、んんっ……」

「じゅる、じゅぶ、じゅじゅじゅ」

「れる、じゅぶ、ん、じゅじゅ……」

 三人はがむしゃらに、妖精たちの性器を舐めつづけた。一度精を放出したそのペニスはいつしか、そのかたさを取り戻していた。

 それを見て、緑毛の妖精が、うっとりした様子でいった。

「んっ、もういいわ」

 赤毛の妖精が、一度宙に浮かびあがって、クーロの胸をぽんと突き、地面の上へ仰向けに倒していった。

「それじゃ、ハツタイケンの時間だよ~」

妖精たちにリードされ童貞喪失

 緑毛の妖精は、両足をより大きく広げ、みずからの膣口を指さして見せた。

「ここよ。わかるわよね、ここに入れるの」

 体は小さく顔立ちもあどけないくせに、経験豊富な熟女のような誘導に、トトントは吸い込まれるようにペニスをヴァギナへあてがった。そうしてそのまま、沈み込むように挿入し、

「ほあ!」

 一度目を剥き、奇声をあげたあと、

「ほっ、ほっ、ほっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 猿のように腰を動かしはじめた。

 仰向けになったクーロの腰の上には、赤毛の妖精が馬乗りになろうとしていた。

 クーロのペニスを手で持って、自分の膣口へと誘導し、クーロが不安げな顔をしているのに気づくと、

「だいじょーぶ、怖いことなんてないよ。すっごく気持ちいいから、いっぱい出そうね」

 そういって腰を落とし、上下に激しく動きはじめた。

「わあ、わあ、わあ」

 叫びながら、クーロは身をよじった。

「わたしたちは、どうしよっか」

 と、紫毛の妖精が、挑発的な目付きでリネを見た。

 リネがごくりとのどを鳴らすと、紫毛の妖精は小さく笑って身をひるがえし、リネに尻を向けその場に四つん這いになってしまった。

「同じことをしてもおもしろくないしね。後ろから―――犯していいよ」

 紫毛の妖精の秘所から、愛液がとろりとしたたるのを見ると、とろけきっていたリネの脳はすぐに沸騰した。

「あああっ!」

 と叫びながら、紫毛の妖精の尻を抱え込み、ペニスを膣へと突き込んだ。

 紫毛の妖精が、声をあげた。

「あ、すご、ああ、あん、あんっ」

「ああ、ああ、あああああ」

 リネは感動的といっていい衝撃をおぼえながら、腰を動かしつづけた。

 紫毛の妖精の膣内はあまりに窮屈で、同時にあまりに柔軟だった。

 柔らかく熱い粘膜は吸いつくようにペニスをしめあげ、分泌される愛液は、まるで生き物のようにリネの性器にからみついた。

 腰を動かせば動かすほど、自分のペニスと妖精のヴァギナが溶けあうように感じられた。射精よりもむしろ、その一体感を求めて、リネは動いた。

我を忘れて。妖精たちとの乱交

「んん? ふくらんできた~?」

 と、クーロに乗って上下していた赤毛の妖精がそういった。

「そろそろだね~。ほら、いけ! 出しちゃえ出しちゃえ!」

 勢いよく腰をひねると、クーロが泣き声をあげた。

「わあ、わあああああああ!」

 そうして射精したらしい。クーロは身をびくびくふるわせ、赤毛の妖精も身をのけぞらせて、二~三度からだを痙攣させた。その膣口からは、精液と愛液の混ざった液体が、とろとろとあふれ落ちた。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ!」

 獣のように緑毛の妖精を犯していたトトントも、絶頂を迎えようとしていた。

 緑毛の妖精が、恍惚とした声でリードした。

「そろそろ、いくのね。わたしも、いくから…もうちょっと我慢して。…そう、…そう、ああ、いいわ、出して」

「…………!!」

 トトントがより深くペニスを突き込み、からだをふるわせ、その直後に緑毛の妖精が高い声をあげた。

「ああ、ああ、あああああっ」

 緑毛の妖精の秘所から愛液があふれだし、地面に小さな水たまりをつくった。

 紫毛の妖精に対してピストン運動をつづけるリネも、みずからの高まる射精感をおぼえはじめた。

 ペニスや、尻の筋肉が力んだ。腰の動きはとまらないけど、射精してセックスがおわってしまうのはいやだった。できうる限り絶頂を我慢しようとしていると、紫毛の妖精が彼を見ていった。

「いい…のよ、出して。おちんちん勃つかぎり、何回でも相手してあげるから。だから、我慢しないで!」

 次の瞬間、紫毛の妖精の膣がよりリネのペニスを締めあげた。まるで搾り取られるように、リネは妖精のなかへと射精した。

「あああああ、うあああ!」

 出した瞬間、溶けあった―――とそう思えた。

 さっきまではペニスがとろけそうという感じだったが、実際に溶け、妖精のヴァギナと一体になったと、そう感じた。むろん錯覚ではあるが、射精の快感は想像以上であり、からだが空っぽになるように感ぜられるほどの精液を放出したあと、リネはその場に倒れ伏してしまった。

「はぁ、はぁ」

「あああ、あああ」

 クーロとトトントも、リネ同様地面に横になってしまっている。

「ふふ、ちょっと刺激が強かったかな~?」

 と、緑毛の妖精がいった。

「でも三人とも若いし~。まだまだいけるよね~」

 と赤毛の妖精が舌なめずりした。

「そうね、さ、みんな、来ていいよ」

 と、紫毛の妖精が、周囲の茂みを見ていった。